世界の珍しい食文化や食事マナーをご紹介

日本でも都道府県や地域によってさまざまな食文化や食事に関するマナーがありますが、世界を見るとさらに驚くことは少なくありません。
その国や地域の方にとっては当たり前のことでも、日本に住んでいる私たちにとっては珍しいと感じる食文化や食事マナーをご紹介していきます。

■食欲の秋。外食も増える時期

食欲の秋、猛暑の時期は冷たいものばかり食べていた方や食欲が落ちてしまっていた方も、涼しさを取り戻すと一気に食欲が増します。
秋にはさまざまな場所で食に関するイベントも開催され、最近は世界各国の食を楽しめるインターナショナルなイベントも増えてきました。
天気のいい秋に屋外のイベントなどに行き、食べ歩きをするのは楽しいものです。
日本国内にいても、思わぬところに世界各国の料理が楽しめるレストランなどもあるので、変わった食文化や世界一の珍しい食べ物などを食べに行ってみるのも楽しいかもしれません。

■世界各国の変わった食文化

世界各国の変わった食文化として、同じアジア圏の中国の驚きの食事マナーをご紹介します。
中国では、大皿にたくさんの中華料理が盛り付けられて提供され、みんなで食卓を囲んでシェアしながら食べる光景をよく見かけます。
もっとも、たくさんの料理はすべて食べきってはいけません。
なぜかというと、食べきるということは量が足りないという意図になってしまうからです。
中国では、お腹いっぱいになって満足できるだけおもてなしをするというのが提供する側のマナーとなっています。
それに対し、食べる側は少し残して、「お腹いっぱいです。満足しました。」というメッセージを伝えるのがマナーです。
フレンチのコースでは、お皿についたソースをパンで拭き取りながらきれいに食べるのがマナーとされています。
これは、お皿をきれいにするという意味より、すべて食べきるほどおいしかったというサインです。
逆に、ソースを含め食事が残されていたら、口に合わなかったのか、まずかったのかとシェフに思われてしまいます。
フランスと中国では、真逆の食事マナーが存在していました。

■世界一〇〇な食べ物

世界一〇〇な食べ物はいろいろとありますが、ここでは少し変わったものを取り上げたいと思います。
それは、世界一臭いと言われている食べ物です。
スウェーデンのシュールストレミングという缶詰で、バルト海でとれたニシンを塩漬けにして発酵させたものです。
缶を開けたとたん、驚くような発酵臭が漂い、部屋中に充満するので、屋外で食べる人もいると言います。
日本でも手に入れることができ、輸入食材のお店やオンラインショップなどで買うことも可能です。
発酵食品は独特の臭いがするので、苦手とする方も少なくありません。
日本でも伊豆諸島のくさやや滋賀の鮒ずしは食べればおいしいけれど、臭いが無理という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日常的に手に入る納豆やヨーグルト、糠漬けの臭いが苦手で食べられないという方もいます。
実際に食べてみるとおいしいので、作り続けられている伝統食ではありますが、独特の臭いに要注意です。

■まとめ

世界にある珍しい食事マナーや世界一臭いと言われる食べ物をご紹介しました。
食欲の秋、世界各地の食が楽しめるイベントに足を運んだり、各国のレストランに行ってみたり、世界の珍しい食品をお取り寄せして楽しんでみましょう。

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