こんにちは。
アールメイドの篠原です。
夏の暑さが戻って参りました。
水分補給はこまめにおこない、
(いっぺんにまとめて取っても意味がないそうですよ)
熱中症にはじゅうぶんお気をつけください。
さて今日は「菌」について書きます。
みなさんは、「殺菌」、「滅菌」、「除菌」、「抗菌」・・・
それぞれの違いについてわかりますでしょうか。
最近ではお掃除の時に使う洗剤や洗濯用洗剤など、
いろいろなところで見かける言葉ですよね。
字だけで判断すればなんとなくわかる気もしますが、
けっこう決まりのようなものが存在するようです。
・殺菌
→文字のごとく「菌を殺すこと」ですが、実は全ての菌を殺す・・・ということでは
ないのです。極端な例えですが、ある物質に100匹の菌が付いていたとして、
10匹しか菌を殺せなかったとしても「殺菌した」ということになるのです。
ですので「殺菌」=「菌がなくなる」ではないので、
「殺菌済み」の表記があるからといって絶対安心・・・とは限らないのです。
※有害な菌だけを殺すことを「消毒」といいます。
・滅菌
→菌が無害であろうがなかろうが関係なく、
全ての菌を「完全に消滅させること」を指します。
滅菌における「完全消滅」の定義は
「何らかの物質に滅菌処置を施したとき、そこに菌が残っている確率が100万分の1以下」
というものだそうです。
・除菌
→字のごとく「菌を取り除くこと」です。
水で菌を洗い流す等も除菌にはいります。
殺菌と同じで、少しでも菌がいなくなれば、「除菌した」といえますが、
完全にいなくなる訳ではないようです。
ただ、台所用洗剤や住宅用の洗剤に「除菌効果有り」と表記するためには
「除菌処理を施してない場合に対して特定の菌の発生を
1/100以下に抑えることができなければならない」という決まりがあります。
・抗菌
→菌の「増殖を阻止すること」を指し、「静菌」と同じような意味となります。
今ある菌を増やさない・・・ということなので、菌を殺す効果はなく、
菌がたくさん付着した状態で抗菌作用のある洗剤を使用しても
あまり意味をなさないようです。
殺菌や除菌と同じで厳密な定義はないようです。
似たような言葉でも意味が違うので、そういう作用が含まれたものを
使用する時には、よく考えて使用したいですね。
ちなみに手洗いあとに使う消毒用アルコールですが、
15秒以内で乾かない量を使用しないと意味ないみたいです。
(少なすぎると効果が薄いということです。)
もちろん乾いた手に使用してくださいね。
ではまた次回!
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