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家事代行サービスのライター、Nozomiです。
12月になると、街のイルミネーションがきらきらと輝き始め、子どもたちも「冬休みまだ?」とワクワクし始めますよね。
ですが大人はというと、年賀状、大掃除、仕事納め……そして来客準備!と気持ちばかりが忙しくなる季節です。
わが家でも毎年のように、夫が「今年こそは断捨離する!」と宣言するものの、なぜか余計に散らかるという……そんなお約束の年末イベントが展開されています。
さて、今回のテーマは「年末大掃除は家事代行サービスに依頼できる?それともハウスクリーニング?」という、とてもお問い合わせが多い話題。どちらも”掃除をしてくれるサービス”ですが、実は得意分野も作業範囲もまったく違います。
この記事では、家事代行ライター歴10年以上の私Nozomiが、2つのサービスの違いから、依頼するときのポイント、年末ならではの注意点まで丁寧に解説します。ぜひ参考にしてくださいね。
時間の無い方向けに、まず最初に結論からお伝えすると、
となります。
では、ここからさらに詳しく掘り下げていきましょう!

家事代行サービスは、“日常の延長の家事”を依頼できるサービスです。
そのため、年末大掃除であっても「普段の掃除を少し丁寧に」「広範囲を一気に整える」といった使い方が向いています。
家事代行サービスで依頼できるのは、主に以下のような”家庭で普段使う道具で行える範囲の掃除”です。
家の広い範囲を短時間で整えてくれるので、年末の「何から手をつければいいのか」状態にとても役立ちます。
特に、リビングやダイニング、子ども部屋など複数の部屋を一気に片付けて掃除してほしいときには、家事代行サービスの”横断的な対応力”が威力を発揮します。1つの部屋だけを深く掃除するのではなく、家全体を見渡してバランスよく整えていくのが家事代行サービスの得意技です。
また、年末は来客も多い時期。急な訪問にも慌てないよう、玄関やリビングなど”人目につく場所”を優先的にきれいにしてもらうこともできます。
この柔軟性が、家事代行サービスならではの魅力です。
一方で、家事代行サービスは”専門的な清掃は不可”です。
たとえば……
これらは安全面や技術面から、家事代行サービスでは取り扱えません。
なぜ対応できないのかというと、家事代行スタッフは「家庭にある道具を使って日常家事を行う」という前提で業務を行っているためです。専用の洗剤や機材を使う作業、分解が必要な作業、高所での危険を伴う作業などは、専門業者でなければ対応できないのです。
そのため、「エアコンのカビが気になる」「レンジフードの油汚れがひどい」といった場合は、最初からハウスクリーニングを選ぶ方がスムーズです。
家事代行は定期契約がメインの会社も多く、スポット依頼(単発依頼)ができないことも。そういったケースでは、年末大掃除だけ……という条件では、お願いすることができません。
ただし年末は需要が高いため、年末限定でスポットプランを用意していることがあるため、公式サイトを確認してみるとよいでしょう(次項でお話しします)。
また、スポット利用の場合は料金が定期契約よりも割高になることが多いです。
たとえば、定期利用なら1時間3,000円のところ、スポットだと1時間4,000円になるといったケースもあります。この点も事前に確認しておきたいところですね。
最近は”年末大掃除パック”を用意している家事代行会社もあります。内容は以下のようなものが多いです。
とにかく全体を整えたい!という方には最適です。
年末大掃除パックの良いところは、作業内容があらかじめセットになっているため、依頼する側が細かく指示を出さなくても、バランスよく家全体がきれいになる点です。「どこから頼めばいいかわからない」という方には特におすすめです。
また、2名体制で作業してくれるプランもあり、短時間で効率よく終わらせたい場合には重宝します。たとえば3時間のプランなら、1人で6時間分の作業量をこなせるイメージです。
家事代行サービスの大きな強みは片付けサポートも得意という点。
年末はとにかく物が多くなりがちで、片付けないと掃除が始まらない……という家庭が多いもの。そんなときに整理収納のプロが来てくれると、驚くほど作業がスムーズになります。
特に、
などは、家事代行サービスの得意分野です。
実際に依頼した方の声を聞くと、「掃除よりも片付けの方が助かった」という感想も非常に多いんです。掃除は自分でもできるけれど、何をどこに収納すればいいのか判断できない、捨てる・残すの決断ができない……そういった”片付けの悩み”を一緒に解決してくれるのが、家事代行サービスの大きな魅力です。
また、整理収納アドバイザーの資格を持つスタッフが在籍している会社もあります。
単なる片付けだけでなく「リバウンドしにくい収納の仕組み作り」までサポートしてくれることもあるんですね。

ハウスクリーニングは、専用洗剤・専用器具を使う専門的な清掃サービス。いわば”プロの本気掃除”です。
対応できるのは、一般家庭では難しい専門作業。
等など。日常掃除では限界を感じていた場所が、プロの手によって新品同様に蘇ることもあります。
ハウスクリーニングの最大の魅力は、”諦めていた汚れが落ちる”という体験です。
たとえば、エアコンの吹き出し口が黒ずんでいたり、レンジフードを開けたら油でギトギトだったり、浴室の鏡がウロコだらけで顔が映らない……そんな状態でも、プロの技術と専用洗剤があれば驚くほどきれいになります。
特にエアコンクリーニングは、内部のカビやホコリを徹底的に除去してくれるため、清掃後は風の出方や臭いが明らかに変わります。
アレルギーがある方や小さなお子さんがいるご家庭では、年に一度のエアコンクリーニングは健康面でも大きなメリットがあります。
ハウスクリーニングは、1箇所を徹底的に掃除する”メニュー型プラン”が一般的です。
例:
家全体の徹底清掃も可能ですが、もちろん料金はより高くなります。
ですので、ハウスクリーニングは徹底的にきれいにしたい人には最適なサービスです。
ハウスクリーニングは”広く浅く”ではなく、”狭く深く”掃除するのが特徴。1箇所にじっくり時間をかけて、細部まで丁寧に仕上げます。そのため、「キッチンだけは本気できれいにしたい」「浴室の黒カビを完全に除去したい」「家全体を綺麗にしたい」といった明確な目的がある場合に向いています。
また、作業時間も家事代行より長めです。たとえばエアコン1台で1.5〜2時間、レンジフードなら2〜3時間かかることもあります。それだけ丁寧に作業してくれるということですね。
家事代行と比べると料金は高めです。
料金の違いは”作業の専門性”によるもの。高度な技術と専用道具が必要なため、当然費用も上がる仕組みです。
ただし、料金だけを見て「高い」と感じても、仕上がりのクオリティを考えれば納得できることが多いです。自分では何時間かけても落ちなかった汚れが、プロの手によってわずか数時間できれいになるのですから、その価値は十分にあります。
また、エアコンやレンジフードは定期的にプロの清掃を入れることで、機器の寿命が延びたり、電気代が節約できたりというメリットもあります。長期的に見れば、コストパフォーマンスは決して悪くありません。

「結局どっちに頼めばいいの?」
という本題。ここまで読んでいただいた方でしたらおおよそ判断は付くはずですが、復習もかねて、目的別に最適な選び方をまとめました。
こんな方はハウスクリーニングが最適です。
特に、数年間掃除していない場所がある、引っ越し前後で徹底的にきれいにしたい、アレルギーや喘息があるのでエアコン内部までしっかり洗浄したい……といったニーズには、ハウスクリーニング一択と言えるでしょう。
家事代行は”範囲の広さ”に強みがあります。
年末の大掃除で「キッチンもリビングも寝室も廊下も……全部やらなきゃ」と途方に暮れている方には、家事代行がぴったり。
時間内であれば複数の部屋を横断的に掃除してくれるので、家全体がバランスよく整います。
家事代行は掃除だけでなく、
など、生活全般をサポートできます。
年末は掃除だけでなく、おせちの下ごしらえや来客用の料理準備、洗濯物が溜まっている……といった悩みも多いもの。そんなとき、掃除と一緒に料理や洗濯もお願いできるのは本当に助かります。
実際、「掃除2時間+料理作り置き1時間」といった組み合わせで依頼する方も多いです。年末の忙しい時期に、家事を丸ごとサポートしてもらえるのは家事代行ならではのメリットです。
定期契約をすると、
といったメリットがあります。
年末だけでなく、日常的に家をきれいに保ちたい方には、定期利用の家事代行が最強です。週1回や月2回など、定期的にプロが入ることで、汚れが蓄積する前に対処できます。そうすると、年末の大掃除が驚くほど楽になるんです。
実際、家事代行を定期利用している家庭では、「年末に特別な大掃除をしなくても済む」という声が多く聞かれます。
日頃からプロの手が入っているため、常に一定の清潔さが保たれるんですね。

ここでは、実際に年末に依頼されることの多い場所を紹介します。
キッチンは毎日使う場所だからこそ、汚れが蓄積しやすいエリア。特に油汚れは時間が経つほど固まって落ちにくくなります。レンジフードの内部は自分では掃除しにくいため、年末にプロに依頼する方が非常に多いです。
また、シンクの水垢も意外と頑固。毎日スポンジで洗っているつもりでも、水垢は少しずつ蓄積していきます。ハウスクリーニングでは専用の研磨剤や洗剤を使ってピカピカに磨き上げてくれるので、新築のような輝きが戻ります。
浴室は湿気が多くカビが発生しやすい場所。特に天井や換気扇周りのカビは、手が届きにくく掃除が大変です。また、鏡についたウロコ状の水垢は、市販の洗剤ではなかなか落ちません。
ハウスクリーニングでは、強力なカビ取り剤や専用の研磨ツールを使って、浴室全体を徹底的にきれいにしてくれます。特に浴槽のエプロン内部(浴槽の側面カバーの裏側)は、自分では開けられないことも多く、プロに任せるのが安心です。
尿石は時間が経つほど固まり、家庭用洗剤ではなかなか落ちません。年末のタイミングで専門清掃を入れるだけで、驚くほど清潔感が戻ります。
特に小さなお子さんがいるご家庭や、共働きでなかなか細かい部分に手が回らないご家庭では、年末のトイレクリーニングは非常に人気です。家事代行では表面的な清掃が中心ですが、ハウスクリーニングでは便器内部の奥の奥までアプローチできるため、仕上がりの差は歴然です。
また、トイレの床や壁についた尿の飛び散りも、長年の蓄積で黄ばみや臭いの原因になります。プロの清掃では、床の隅々まで丁寧に磨き上げ、消臭・除菌も行ってくれるため、トイレ全体が驚くほど清潔になります。
年末の大掃除といえば、窓拭きも定番。特に網戸は普段なかなか掃除しない場所なので、年末にまとめてきれいにする家庭が多いです。
家事代行でも窓拭きは対応可能ですが、高所や外側の掃除は危険を伴うため対応できないこともあります。2階以上の窓や、ベランダの手すりを乗り越える必要がある窓は、専門業者に依頼する方が安全です。

毎年、11月後半〜12月に入ると急激に問い合わせが増えます。そしてこの時期になると必ず出る質問が……
「今から予約できますか?」
実は、年末の大掃除は12月に入ってからでは間に合わないことも多いのです。
特に以下の条件が重なると、予約がほぼ取れません。
12月は、例年人気の時間帯からどんどん埋まっていくのが実情です。
実際、私が相談を受ける読者さんでも「12月に入り慌てて探したけど、どこも空いていない」というケースが本当に多いんです。
特に土日祝日は激戦区。平日なら比較的予約が取りやすいこともあるので、可能であれば平日の依頼を検討してみてください。また、午前中よりも午後の方が空いていることもあります。
年末の大掃除を依頼するなら、11月中に予約を済ませるのがベストです。この時期ならまだ選択肢も多く、希望の日時や作業内容を柔軟に選べます。
また、11月に一度プロの清掃を入れておけば、12月は簡単な日常掃除だけで済むため、年末を余裕を持って過ごせます。「早めに動く」ことが、年末を快適に過ごすための最大のコツです。
実は、家事代行サービス・ハウスクリーニング業者にとって1月は穴場の時期です。
「年が明けたタイミングで気持ちよくスタートしたい!」という方には、1月の大掃除もとてもおすすめです。
また、家事代行の場合は1月から定期利用を開始することで、翌年の大掃除が劇的に楽になります。年末に慌てない生活リズムを作るためにも、年始のスタートは大変効果的です。
1月は業者側も繁忙期を終えて余裕が出てくるため、じっくり丁寧に対応してもらえることが多いです。また、新年のキャンペーンを実施している会社もあり、お得に利用できるチャンスもあります。
「年末に間に合わなかった……」と諦めるのではなく、「新年をきれいな家で迎えよう」と前向きに考えてみてはいかがでしょうか。
年末は、ハウスクリーニング業者や家事代行サービス会社がもっとも忙しくなる”繁忙期”。そのため、次のようなケースがあります。
これは需要が集中しすぎるため起こる価格変動で、一般的な仕組みでもあります。どうしても年末に依頼したい場合は、早めの予約が鍵となります。
たとえば、通常15,000円のレンジフードクリーニングが、12月は20,000円になるといったケースも。また、出張費や休日料金が追加されることもあります。コストを抑えたいなら、11月中の予約がおすすめです。

家事代行サービス・ハウスクリーニングのいずれでも、年末の大掃除を依頼する前に、以下の項目を確認しておくとスムーズです。
特に家事代行サービスでは重要なのは、「何を最優先できれいにしたいか」を明確にしておくこと。予算や時間の都合で全てを依頼できない場合もあるため、優先順位を決めておくとスムーズに話が進みます。

A. もちろんアリです!
たとえば、「レンジフードと浴室はハウスクリーニングに依頼して、リビングやキッチンの日常清掃は家事代行にお願いする」といった組み合わせは非常に合理的です。
それぞれの得意分野を活かすことで、コストを抑えつつ、家全体をきれいにすることができます。
A. 会社によって異なります。
家事代行サービスの場合、定期契約なら鍵を預けて不在時の作業も可能な会社が多いです。一方、ハウスクリーニングは基本的に立ち会いが必要なことが多いです。
特に初回は、作業内容の確認や仕上がりのチェックのため、立ち会いをおすすめします。
A. 家事代行サービスなら問題ありません。
家事代行サービスは片付けも含めて対応してくれます。むしろ「片付けから手伝ってほしい」というニーズにぴったりです。
ただし、ハウスクリーニングの場合は、作業箇所の周辺は事前に片付けておく必要があることが多いです。たとえばキッチンクリーニングなら、シンク周りの調理器具や食器は事前に移動しておくといった準備が必要です。
A. おおよその目安は以下の通りです。
家事代行サービス:
ハウスクリーニング:
地域や業者、作業内容によって幅があります。
A. 最低限、以下の準備をしておきましょう。
特別な準備は必要ありませんが、スムーズに作業してもらうための配慮があると、時間を有効に使えます。
年末の大掃除は、家の状態や目的によって最適な依頼先が変わるというのが大きなポイントです。
そして、年末は家事代行サービスやハウスクリーニング業者が混み合う時期。12月に入ってから慌てて探しても予約が取れないことが多いため、早めの準備がとても重要です。
年末大掃除というと、「自分が家中ピカピカにしなければ」とプレッシャーを感じる方も多いかもしれません。でも、自分一人で完璧を目指す必要はありません。
大切なのは、「気持ちよく新年を迎えられること」。
全部を自分でやろうとせず、プロの力を借りながら、できる範囲で整えていく。それで十分です。
家族と過ごす時間、自分の休息の時間も大切にしながら、無理のない素敵な年末を過ごしてくださいね。
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