秋の花粉の原因と対策

秋の植物の中には、花粉を飛散させるものがあります。
こうした植物は秋の花粉症を引き起こす原因です。
ここでは、秋に花粉症を引き起こす植物、花粉の付着したマスクの洗い方、花粉対策グッズについて解説していきます。

■花粉症は春だけじゃない

花粉が飛び交う季節は春だけだと思うかもしれません。
ところが、花粉症を引き起こす花粉の種類は50種類を軽く超えています。
年間を通して植物は生息しており、秋の植物は秋に花粉をまき散らします。
お盆シーズンを過ぎたあたりから、アレルギー性鼻炎のような症状が急に出始めたら、秋の植物に由来する花粉症かもしれません。
この症状は10月頃まで続き、鼻づまりやくしゃみなどを引き起こします。
また、目が充血する、かゆくなるなど、粘膜にトラブルが発生するのが特徴です。
ブタクサやヨモギ、カナムグラなどは秋に花粉を飛散させます。
これらの植物が自生する場所で生活している方は、秋の花粉症に注意する必要があります。
夏までは異常が見られなかったのに、秋になってから急に鼻が詰まるようになった場合、秋の花粉症を疑いましょう。
これらの植物は、遠距離に花粉を飛ばすわけではありませんが、知らず知らずのうちに人が近づいて花粉を浴びるケースがあります。

■マスクの洗い方

マスクは花粉から身を守るためのアイテムです。
マスクで花粉を100％ブロックできるわけではありませんが、少なくとも3分の1未満に減らせると言われています。
それゆえ、鼻疾患を防ぐためにもマスクは効果的です。
最も花粉を効率良くブロックできるのは不織布マスクです。
これは原則として使い捨てのため、洗って再使用することは原則としてしません。
ウレタンマスクは肌触りが自然で、また洗濯して繰り返し使えます。
洗う時は洗面器を使用するのが基本です。
ここに水と洗濯用の石鹸を入れて、それからマスクを掴み洗いで洗いましょう。
マスクを握ってから離すという動作を繰り返すと汚れが落ちてきます。
落ちにくい汚れに対しては、あまり力を入れすぎないようにして叩きます。
最後は水で十分に洗剤を洗い流して終了です。
布マスクは、綿が素材のため肌触りが良好で通気性も優れています。
ウレタンマスクと同様に洗濯できますが、マスクによって洗い方が異なるため、事前に洗濯表示でチェックしておきましょう。
洗えるタイプの布マスクなら、ウレタンマスクと同じように手洗いで洗うようにしてください。
洗濯機を使用すると、型崩れの原因となるので注意が必要です。

■花粉対策グッズご紹介

花粉対策スプレーは、衣服や顔、髪などにスプレーすることで、花粉の付着を抑制してくれるので、花粉症の発症リスクを軽減できるのです。
花粉防止メガネは目に入る花粉を抑えられます。
一般的なメガネやサングラスよりも、花粉をシャットアウトする機能が高いです。
花粉は室内にも侵入してくる可能性があります。
住宅の周辺にブタクサやヨモギ、カナムグラなどが自生している場合は注意が必要です。
空気清浄機は空気をクリーンにしてくれますが、実は花粉を吸引する働きもあります。
加湿機にも一定の効果があり、湿度を上げることで花粉を重たくして、飛散を抑える働きが期待できます。

■まとめ

ブタクサやヨモギ、カナムグラの花粉から身を守るためにも、なるべくこれらの植物に近づかないようにしましょう。
日常の花粉症対策においてはマスクが役立ちます。
ウレタンマスクと布マスクは、基本的に洗って繰り返し使えます。
正しい洗い方で花粉を落とし、再使用するようにしてください。
また、マスク以外の花粉対策グッズを使用し、花粉の付着・吸入を抑える対策も効果的です。

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